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海外添乗という世界で一番素晴らしい仕事を皆さんに知っていただきたい

平成がいよいよ終わりを迎えます。今年に入りようやく実感が湧いてきたところです。そしてこの移行時期の１０連休。海外渡航者数が相当に伸びる予測なども出ており、嬉しい限りです。

海外添乗員と聞いて、皆さんはどのような職業を思い浮かべるでしょうか。それともその名さえもあまり馴染みのないものでしょうか。

インバウンドが注目を集める中、添乗員が自分の知っているお土産屋にお客様を連れ込み、びっくりするぐらい高額なコミッションを貰っているという類の話が、昨今でていました。私の周りでも「海外添乗員」というと、「お客をお土産に無理やり連れ込んでリベートで儲けるんだろう」とか、「かつらをつけて晩酌してまわって大変だな」とか、「ようするにガイドだろ」とか、中には「深夜まで客から苦情電話がかかって眠れないらしいな」とまで（ほとんどかかってきません）、事実と違ってあんまりだと思うことばかり、言われます。

新聞を広げれば、毎日のように旅行会社の海外ツアーの大きな広告を目にします。広告掲載ツアーの多くは、「海外添乗員つき」です。しかし、その割には、海外添乗員という職業の認知度も低く、誤解さえもされています。成田空港の書店にいくと、旅関連の仕事に就きたい方向けの本が並んでいます。キャビンアテンダントやグランドホステス、その他の職業名が表紙に書かれていますが、不思議なことに、そこに海外添乗員という職業名は見当たりません。

そして、本屋さんで見つけたのは、「ドジ添乗員物語」という本。私も自分の添乗ドジ談を集めたら１冊以上の本にはなります。

しかし、もう少しプロのサービスを提供する職業としての一面も、みなさんにお伝えしたいと思います。過去から現在まで、海外添乗で失敗を繰り返してきましたので、決して優秀な添乗員とは言えないかもしれません。でも、海外添乗は私にとっての天職であり、世界で一番素晴らしい仕事です。渾身の思いで、私の愛すべき海外添乗の仕事を紹介させていただきます。